第26回:『六甲全山縦走大会』への参加

第25回目の『朝倉営業所のトレイルランニング』のガスメン記事を読み、
山の魅力にはまっている人が、私の他にもいたんだ!と知って嬉しくなりました。
実は私も大の山好きで、山に対する熱い情熱を皆さんに知っていただこうと思い、
先日参加した縦走大会の事を書こうと思います。

今回は遠く兵庫県神戸市まで遠征し、 “六甲全山縦走大会”に挑戦してきました。

数年前から参加する機会をうかがってきて、
今年こそは参加しようとスケジュール調整を行い、
参加の応募をしました。
すると、ラッキーな事に当選しましたので、
張り切って参加してきました!

大会ルールに
「絶対に“走らない”」という約束事があります。

これは、2000人という多数の参加者が狭い山道を歩くため、
渋滞がよくでき、この状態で走る人がいると、
間違いなく事故が起こってしまうからです。
ここがトレイルランニングの大会とは違う所ですね。
しかし、ただの登山とも少し違います。

六甲連山の尾根をたどりなから1日で56kmを歩くという、
まさに体力の限界に挑戦する大会なのです。
全部で5カ所のチェックポイントがあり、
制限時間内に通過証明のチェックを受けなければ失格となってしまいます。


私は一度も見ることはありませんでしたが、
最終時刻に到着するような速さで「最後尾」と書かれた
赤いゼッケンを付けた「赤鬼」と呼ばれる係員が
歩いているようです。

「赤鬼」より遅れてチェックポイントに着くと、
制限時間オーバーとなり失格になります。

スタートは、早朝5時~7時の間にチェックを受ける必要があり
ます。 私は5時50分にチェックを受けてスタートしました。
あたりは真っ暗で、雨も降っていたため、
神戸の街もどんよりとしか見れませんでした。

2000人の参加者が狭い山道を歩くのでとにかく渋滞が続きます。
自分のペースで歩けないのは中々ツライです。
渋滞といっても行列で止まっている時間がかなりあるので、
おにぎりをパクパク食べながら渋滞が解消するのを
ずっと待っていました。

ひたすら歩き、“馬の背”という最高の
撮影スポットに到着しました。
山の上のごつごつとむき出しの道は、
足場が悪く慎重に歩くため、ここでも
大渋滞が起きます。登ったり下ったり
をゆっくりと歩くしかありません。

ただ、足場の悪い山道ばかりと思いきや、
以外と住宅地も通り抜けたりもしました。

11時10分。
登ったり下ったりをしながら
第一の関門“菊水山”に到着です。
まだまだ先は長いので道を急ぎます。
赤鬼には会いたくないので休憩せずに出発です。

14時20分。
第二関門の“摩耶山上掬星台”では
ホットレモンのサービスがありました。
疲れた体に染みます!
何杯でも飲んでくださいと言われ、調子に乗って
5杯も飲んじゃいました。
あっ、小さいコップですよ!
ペットボトルにもいれてくれる大盤振舞!!
ありがとうございます。

今回の大会はずっと雨が降っていて、
霧がかかった薄暗い中をひたすら歩き続けます。


第三の関門“一軒茶屋”
16時40分に通過しましたが、雨が降っていたせいもあり、
その後は真っ暗な中、ヘッドライトの明りをたよりに歩きます

街中の暗さとは違い、山の中は本当に真っ暗でヘッドライトを着けていても
自分の足元くらいしか照らす事ができません。
いつのまにか見ず知らずの人と隊列を組んで、真っ直ぐ照らす人、右側を照らす人、
左側を照らす人と三人で協力しあいながらゴールを目指しました。
目的が一緒なので知らない人ともすぐに協力関係を築けるのは素敵ですね!

暗すぎて、どこを歩いているのか、
あとどれくらい歩くのか、
全くわからない状況で山を下りて行きます。

街中に入るともうすぐゴールです。
気づけば歩く速度も速くなっていきます。

19時20分。
ゴールで最後のチェックを受け、認定証と盾をもらいました。
ちなみに認定証は神戸市長からのものです。

本当に時間も距離も長く、最悪の路面コンディションの中、長いトレイルでした。
56kmの距離とは富士山5合目(通常、登り始めるのは5合目)から登って二往復する
くらいの距離です。
富士山二往復なんて凄くないですか?
登った事はありませんが、この調子なら富士山も制覇できそうですよね。

朝5時50分から真っ暗になった19時20分までの13時間30分。
長い道のりでした。ただひたすら歩き続け、一度も座ることなく、何の為に歩いているんだろう、
なぜこんなきつい思いをしているのだろうと、色々考えながら歩いた時間もありましたが、
なぜか次回も挑戦しようという気持ちが不思議なことに湧いてきています。

福岡北支店

苦しかったからこその達成感。
これだから登山はやめられない!!

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